Boot CampでWindowsを Ⅰ
Windowsをインストールする理由
Macユーザの困る点は、Windows限定ソフトが多いこと。学校や企業でWindowsを要求された時、新しくWindowsPCを購入するのが、実際ベストだったりするが、かといってわざわざサブ機を購入したところで、どうするかって話になったりする。
プライベートではMacを使って、仕事の時はWindowsを使う。ということもできるが、ただ「仕事でしか使わないし、わざわざサブ機を買う気もなあ...」という人だっているだろう。
こうした声に対応すべく、Apple公式で、WindowsをMacで使用できるようなソフトが、実は前々から実装されていた。それが、「Boot Camp」というユーティリティソフトだ。
Boot Campは、現在使っているMacのストレージのパーティション*1を2つに分割し、分割したパーティションにWindowsをインストールする、USBメモリをWindowsのインストールディスクとして作成する、WindowsでもMacの機能を利用できるようにするサポートウェアのインストールの、3つを行なってくれるソフトだ。
今回、Windowsを導入する理由として、2つほどの理由が挙げられる。
・Windows用のソフトを使用するため
・大学でWindowsが要求されたため
以上の2点だ。
まず、最初の点は、これはMacユーザあるあるとも言えることで、フリーソフトなどは大半がWindows限定で、Macで実行させるには、それ専用のソフトを入れれば走らなくもない*2が、完全に走るかと言われると、そうとは言えなかったりする。なので、完全に走らせるには、Windowsのインストールが適当なのだ。
あと、ゲーム関係でもWindows限定が多いので、それに対応する、という意味でも、インストールはしておきたかった(DirectXの問題があるから)。
2つ目は、そのまま。大学でWindowsを要求されたからだ。大学では授業はコンピュータ使用。レポートの提出もコンピュータを使用するので、それの必要スペックが記載された資料が送られてきたが、そこに記載されていた項目に、「授業では使用できないOS」という欄があり、僕の行く学部では、Mac OSは未対応であったのだ。
なので、新しくWindowsPCを買うか、Boot Campで使うか、この2択になった時、新しく買っても良かったが、さすがに2台もいらない上、値段が高い*3という結論にいたり、Windows10のOSだけ購入し、Boot Campで導入することにしたのだ。
Windowsの導入だけでも結構時間がかかった上、結構な仕様変更に慣れずにいるが、その話はまた別の時に。
とりあえず、Windowsは導入済みで、あとは必要ツールのインストールだけなので、準備は最終段階という状態である。
*1:パーティション:コンピュータのストレージを、論理的に分割した領域の呼び名のこと。パーティションを分割する用途として、今回のようなBoot Campでの例や、外付けハードディスクを半分に分割し、片方にファイルサイズの大きいファイルを移し、片方にネットワークディスク(無線LANに接続されたストレージ)として使用する、など、用途に応じた利用ができる
*2:専用ソフト:Windowsの実行ファイルはexeファイル。一方MacはAppファイル。Macではexeファイルが実行できないため、それを走らせるために、実行サポートツールが市場に出回っているが、完全な動作については保証できかねるので、完全に動作させたい場合には、Windowsをインストールするのがベストである。
*3:コスト面:大学側の要求スペックは、CPU、Core i5というなかなかのスペックで、CPUの時点で7万以上はする上、現在使用中のMacBook Pro(Mid 2012)は条件に満たしているため、コスト面を考え、OSのみの購入となった。