KONANN1997's Blog

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仮想マシンでの留意点

 Macintosh(以下Mac)にWindowsをインストールする際、お世話にあるソフトウェアは、パラレルデスクトップか、Bootcampかのどちらかになる。その時、Bootcampを選択するなら、いろいろと留意すべき点が出てくる。

 僕が使っているコンピュータにWindowsをインストールしてから、2か月程たったが、便利な部分もある反面、不便な点も多いのだ。

 BootcampでWindowsをインストールするメリットは、ハード(コンピュータのスペック)をほとんどをフル活用できるからだ(ストレージに関しては、パーティションを区切る必要があるので、ストレージをフル活用するのは難しい)。パラレルデスクトップは、Macを使用しながら、Windowsも同時に使用することができる点では、ある意味強い。Bootcampに比べて、再起動の手間も省ける上、Macでしていた作業を止めることなく使用することが可能だからだ。ただし、これには制限がかかっていたりしていて、ゲームグラフィックス処理用API*1であるDirectXが最新バージョンをインストールできなかったりする。また、パラレルデスクトップなどのデスクトップ上の仮想マシンは、Macと同時にWindowsを動作させるため、Macを動作させるためのリソース(ハードウェア資源)が必要で、なおかつWindowsを動作させるためのリソースも必要になるため、要求させるスペックの基準が高い。

 そういった不便さを考えて、Bootcampにする人もいるが、Bootcampもかなり不便な点が多いのだ。

 Bootcampは、先述通り切り替えには再起動を必要とする。家ではMacしか使わないって人が、仕事や学校の関係上、Windowsをインストールする人は、サブ機を買えば解決する話ではあるが、Macにインストールする場合、Bootcampを使用する。BootcampはMacで動作させる上で、必要なサポートウェアを同時にインストールしてくれる点があるが、これは大した機能ではない。

 このサポートウェアはトラックパッドタッチパッド)を、Macのように似せたりできるが、できるのはマウスのタップによるクリックとページのスクロールぐらいだ。それ以外のジェスチャーに関しては、インターネットでフリーのツールをインストールしなければならない。僕はもう面倒だったので、入れてはないし、別になくても使えないことはない。

 ただ、Windows10で標準でインストールされた、Microsoft Edgeに関しては、ネットサーフィンに支障をきたしている。

 というのも、前のページに戻った際、スクロールしようとすると、さっきのページに戻って、かなり不便なのだ。もちろんこれはWindowsタッチパッドジェスチャーなので、Windows側で設定しないと治らない。ただし、Bootcampで使っているうえ、Macbookの場合は、トラックパッドタッチパッドとしての認識じゃなくて、HID準拠マウスとしての認識なので、トラックパッドはマウス扱いなのだ。マウス認識なので、当然タッチパッドの設定の項目はない。Edgeの操作設定なのかと思ったが、Edgeにもその項目はないので、どうしようもないのだ。普通にスクロールしようとするとページが変わって、正直イライラしてしょうがない。この件においては後日問い合わせするが、はっきりいってこの操作はいらない機能だ。

 ほかにも、キーボードの設定が変更できなかったりと、かなり不便だ。サポートウェアと謳っていても、実際は大した機能ではなかった。

 こんな感じで、仮想マシンには制限や不便な点が多いので、これはしっかりと情報を仕入れておかないと、後悔する羽目になるので注意が必要だ。

 ちなみに僕は後悔してないよ。


1月31日 21時投稿

*1:API/Application Programming Interface:
OSが特定のハードウェアを機能させるためには、動作や命令内容を記述したプログラムが必要となる。そのプログラムがAPIである。たとえば、プリンタやイメージスキャナなどは、メーカーによって動作内容が違うため、各メーカーが定義したドライバと呼ばれるAPIのインストールが必須となる。