KONANN1997's Blog

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PCの高温問題

 コンピュータを使っていくうちに、気が付くとコンピュータが熱くなっていることがある。これはCPUの負荷が高いときに、CPUの温度が上がり、ファンの排熱が追い付かないときに発生する症状だ。ゲームをしていたり、セキュリティツールでのスキャンなどで、CPU温度が上昇するが、それ以外(ネットで記事を見る、ワードやパワーポイントを使うなど)では、基本的に高温になることはない。

 しかし、現行機であるMacbook-Pro(2012)で、講義中や自宅でコンピュータを使っていると、何故かコンピュータが熱く感じることがある。CPUの問題かと思って、CPUやバッテリーなどの、コンピュータ内のチップなどの温度を計測するソフトで確認すると、なんとチップセットが高温になっていたのだ。

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 「Platform Controller Hub Die」。通称PCHと呼ばれるこのチップは、Intel製のCPUの機能をサポートし、いくつかのデータパスを管理する役割を持つ。このチップが、70℃以上まで上昇するのだ。このチップは、CPUから離れているので、ファンによる排熱が大した効果を持たない。したがってチップが異常に熱くなるのだ。

 基本、データの全処理はCPUが行う。コンピュータは何もしてなくても、バックグラウンドでは常に処理を続けている状態だ。なので、それ以外のチップセットの役割はデータの送受信だけ。なのに、なぜ送受信しかしないチップセットが熱くなるのかというと、つまるところ、CPUと直結しているブリッジ以外を、このPCHが行うので、CPUの次にデータのやり取りをしているといってもいい。

 このチップは、MacBookすべて(あるいはIntel CPUが内蔵されているノートPCすべてか)に組み込まれており、このチップが高温になることはない。(データ転送の仲介をするだけで、処理しないから)

 しかし、こうも高温になるのは何故かと考えていたところ、たまたまMacで作業する事があったので、負荷をかけるために「GeekBench 4」というベンチマークソフトで、ベンチマークを測って、チップがどれぐらいの温度になるのか、試してみたところ、何と60℃未満だった。

 この実験での結果を元に、結論を出すと、

Windowsでもハードウェアリソースの消費が異常に高い。

という結論になった。実際、バッテリーの消費も、Macの時よりも早いし、特に重い処理をしてる訳でもないのに、チップが高温になるということを考えると、そうなることになる。

 というわけで、コンピュータの高温問題は、チップが異常に発熱することが原因でしたとさ。学校の講義の関係で、Windowsを使うことが多い現在だが、こう言ったパフォーマンスの面を考えると、まだまだMacの方が優れてるなって思う。

 ただ、今後出るmacOSのアップデートで、Windowsみたいなことが起きるかも知れないので、一応チップのことは頭の片隅にでも置いておこう。

 コンピュータの部品が熱くなるのは、CPUだけじゃないって学習させられたよ。


5月11日 21時投稿