iOS12プレビュー
iPadやiPhoneを動かすためのOSである「iOS」。現在のOSのナンバリングは11であるが、今日9月18日に、ついに最新ナンバリングであるiOS12がリリースされたぞ。一般ユーザは今日から実際に触れることになるが、僕はすでに触っていた。
ソフトウェア・アップデートに配信されたiOS12のインストールファイル。ベータプログラムに参加しているユーザなら、2日前からインストールできた。
というのも、Appleが公式で行っている「Apple Beta Software Program」に加入しているから、6月末から触っていた。このプログラムに加入すると、ベータ版がいち早く触れられる分、人にベータ版のスクリーンショットを見せたり、SNSで載せたりするのは規約違反になるので注意しよう(公式サイトで紹介されている機能などについては許可されている)。
そういうことで、iOS12で何が変わったかまとめてみよう。
Ⅰ. ソフトウェア・アップデートの自動アップデート
ソフトウェア・アップデートはOSのセキュリティの脆弱性やバグの修正が含まれる内容だが、そのアップデートは気がついたら来てたっていうほど気にも留めないレベルで、アップデートする際にわざわざ設定を開いてアップデートを実行しなければならなかったが、今回からアップデートを自動で行ってくれるようになる。
アップデートは夜0時〜5時の間に、電源につながった状態で行われる。その間にロック解除していて、使用してる場合は、アップデートはスキップされるはず。(検証したことないのでわからない)
とはいえ、アップデートは再起動が必要なので、朝起きてTwitterでも開こうなんて考えていたら、パスコードを打ち込めって言われるので注意が必要だ。(再起動時、Touch ID、またはFace IDはパスコードによるロック解除が行われるまで無効になる。)
Ⅱ. スクリーンタイムの実装
ユーザがどれだけiOSデバイスを使用し、その時間内でどれが何時間使っているか、通知が何回来たか、デバイスを何回持ち上げたかなどが明記されるようになった。
これと同時に、「休止時間」という、画面を見ない時間帯を設定できるようになった。小さいお子さんをお持ちの保護者が、個人用のiOSデバイスを渡しているときに、「夜10時以降は使っちゃダメ」という約束をするために使うことができる。それと同時に、「ゲームは1日1時間」という設定もできる。
他にも、自分が何を一番よく使うかという確認にもなるので、スクリーンタイムはオンにしておくといいぞ。
Ⅲ. 一部AppのUI変更
「ブック」という標準Appは、UIが大きく進化し、11とは違うUIに変わった。今回からストアからトップセラー、エディターのおすすめ、新刊、ランキングなどの情報が一つのタブからすべて確認できるようになった。各セクションごとで見たい場合は、一番上になる「セクションを見つける」とタップすれば、各セクションのページに飛んで、様々な情報が見れるようになる。
デザインがApp Storeみたいな感じになったが、この進化はありかな。シンプルなデザインは、やっぱり使っていても楽だしね。
他にも、株価Appのデザインも進化し、株価のグラフに、それに関するニュースも表示されるようになったぞ。
Ⅳ. 標準Appの追加
これまでのiOSで入っていた標準Appに加え、12からは「計測」アプリが入って来た。これは長さを測ることができる。今回の12で強化されたARで、長さを測るだけでなく、ARゲームもより進化したが、ARゲームはやってないので、確認できない。
とりあえず、現時点でARを体感できたのは、計測ぐらい。しかもその計測も、iPadだからというのもあるが、正直使う機会がなかった。(機会があっても使うことはないだろうね)
iPadでMacBook Proのディスプレイを対角線で測った長さ。実際の長さは34.7cm。
iPadには、株価にボイスメモが標準で搭載されることになったぞ。株価は大画面でグラフの推移が見られるようになったし、ボイスメモは、録音しながらメモを取ることができる。(手書きメモにはApple Pencilが必要)
どちらも追加して欲しいという要望が多かったAppのようで、個人的にはボイスメモの追加はありがたい。
Ⅴ. コントロールセンターの変更
iOS11では、コントロールセンターを開くのに、下からスワイプして開いていたが、12からは、iPadのみ、iPhone Xと同じ方法になった。画面右上から下にスワイプすることで開けるようになった。今までは、コントロールセンターを下から開いていたため、少々操作に違和感を感じるだろうけど、2〜3日もすれば慣れるよ。
ちなみに、コントロールセンターの操作方法の変更に伴って、上部の時刻表示などのUIも若干変わっているよ。
Ⅵ. その他
その他の変更点や追加機能といえば、カメラの起動やキーボードの起動などの速さだけど、iPad Proで試しても意味ないし、iPhone SEでiOS11で変更前の速さを測ろうとしたけど、元が早いから早くなったのかすらわからない。まあ、録画して、スロー再生しながらコンマ単位で見て行ったらわかるんだろうけど、そんなことする労力に割きたくない。
通知がAppごとにまとまるのはとても便利だね。同じAppの通知だけが大量に一番下まで続くこともないし、まとまるのはとても便利だね。
YouTubeからの通知がまとめられた通知センター。各Appからの通知が来ていることだけを認識させ、その中で見たい通知をタップして展開し、読むことができる。
あとはカメラエフェクトやアニ文字、ミー文字など。どちらも使わないし使えないのでどうしようもないです。X持ってないし。
というわけで、iOS12ではいくつか機能が追加されているので、その機能を活用できる人は活用しよう。中でもスクリーンタイムは活用することをお勧めするぞ。
9月18日 17時投稿